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空港施設をうまく利用しましょう

みなさんは出発の何時間前に空港に到着しますか?一般的には二時間前の到着が求められることが多いですが、電車やバスの遅延を考慮してもう少し早く行く人も多いのでは。そんな時はどう時間を過ごすかが重要になってきます。ただご心配なく、空港にはありとあらゆる施設がありますので、時間はあっという間につぶせるでしょう。以下、参考にしてみてください。

出発空港編

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※写真はイメージです

銀行 ・・・ 出発前の定番作業といえばまずは両替。特に円からドルやユーロに両替する場合は日本で両替した方が良いので出発便の重なる時間帯には長蛇の列ができることも。レートは銀行によって若干違うので、時間がある時はいくつか比較してみるのも良いでしょう。帰りは、現地通貨から円やドルに再両替するラストチャンスです。日本に持ち帰って両替するとソンすることが多いので気をつけて!

売店・・・ 何かと慌しい旅行の出発前、たいていは何か買い残しがあるものです。空港には様々な旅行グッズはもちろん、書店もありますのでガイドブックや外国語の会話集の購入もできます。これから会う海外の友人には日本のお土産を購入したいですね。外国人受けする日本土産が取り揃えてあるのも国際空港ならではです。帰りは、日本の家族に向けてお土産探しをするのが空港での余った時間の使い方としては定番中の定番です。

免税店 ・・・ 出発時も免税店で買い物をすることができます。出国審査を通った後にありますので、免税店で買い物をしたい人は早めにチェックインを済ませて搭乗ゲートへ進みましょう。ここでの買い物は「やはりタバコは日本のものにかぎる」という人が旅行中の分を買っていくケースが多いようです。ただし、もちろん訪問国によって持ち込める量に制限がありますので気をつけてください。様々な日本土産も充実しています!帰りも同様、外国製のタバコや自分用に高級なお酒を買っていく人も多いです。

郵便局 ・・・ よほど小さな地方空港でない限り、空港には郵便局があります。旅行中は何かと忙しいので、帰りの空港で絵葉書を買ってその場で投函することもできます。海外からの手紙は誰にでも非常に喜ばれますね!

乗継ぎ空港編

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※写真はイメージです

食堂、レストラン ・・・ 入国手続きはしていなくても、そこはまぎれもない外国です。その国ならではの美味しい料理がずらりとならんでいることも少なくありません。若干料金は高めですが、入国せずにその国の料理が味わえるとなれば安いもの。ファーストフードやカフェも多いですが、ぜひローカルフードの味を試してみてほしいところです。

展望デッキ ・・・ 多くの空港には滑走路が一望できる展望デッキがあります。耳をつんざくエンジン音と吹きさらしの強風であまり長居はできなそうですが、日本では見たこともない飛行機に出会えるかも。

ホテル、シャワー室、ジム ・・・ 大きな空港では、乗継ぎで一晩を過ごす乗客のためにトランジットホテルと呼ばれる宿泊施設がよくあります。またシャワー室が併設されている場合は、宿泊しなくても利用できることが多いので旅の疲れでさっぱりしたい人には非常にありがたい存在です。近代的な空港ではジムが完備してあって乗継時間の合い間にひと汗流すなんてことも。

マッサージ、エステ ・・・ 特にアジアの空港で充実しているのがこれです。乗継の暇な時間は本場の癒しワザに酔いしれてみてはいかがですか?!やはり市中よりはお値段高めですが、日本での施術よりは安いことも。

到着空港編

観光案内所 ・・・ 世界共通の「i」のマークですぐに分かります。大抵の空港にありますので、市内までの交通機関の情報や、観光に必要な情報、ホテルの空室探しなど無料で力になってくれる頼もしい存在です。

カフェやファーストフード ・・・ もしやむを得ず深夜の3時や4時に到着してしまった場合、すぐさま市内へ向かうよりも、空港で夜明けを待った方が安全上得策です。24時間空港であることが前提になりますが、そういう空港には24時間営業のカフェなどがあることが多いです。体力的には少しきついですが、ここでしばらく英気を養ってから出発しましょう。

診療所 ・・・ 日本へ帰国した際、体調に異常がある場合は空港の診療所の診察や検査を受けることができます。海外には日本にはない感染症がたくさんありますので、おかしいと感じたら大切な家族にうつす前に空港でしっかりチェックしてもらいましょう。

 

機内を快適に過ごすコツ

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※写真はイメージです

飛行機の長旅を気持ちよく過ごすには、「乾燥」「窮屈」という二つの大敵を克服することが重要になります。

「乾燥」の克服方法

一般に、長時間のフライトでは機内の湿度は10%程度にまで低下します。そのため、のどや鼻の痛み、目の乾きなどの症状が現れます。これらを防ぐのに効果のあるアイテムをいくつかご紹介しましょう。
「マスク」・・・自らの呼気に含まれる水分で、のどや鼻の乾燥を軽減する効果があります。
「目薬」・・・目の乾きにはこれで直接的に潤いを与えるのが一番。また、コンタクトレンズを着用している人はさらに目が乾燥しますので、メガネに替えておいた方が負担が少なくて済みます。
「水分」・・・やはり適切な水分補給は絶対に欠かせません。但しアルコール、コーヒー、紅茶などは控えめにしましょう。

また女性は保湿用のスキンケア用品などを愛用している人も多いと思いますので、それらの使用も有効です。

「窮屈」の克服方法

俗にエコノミークラス症候群とも呼ばれる症状は、機内などで長時間同じ姿勢を続けることによって静脈内に血栓ができてしまい、呼吸困難や循環不全を引き起こして最悪死に至ることもある恐ろしい疾患です。狭い機内は適度に体を動かして体をリラックスさせることが重要です。

機内では衣類はゆるめに調節しましょう。ベルトをゆるめたりして体への締め付けをできるだけなくすようにします。靴を脱いでスリッパに履き替えるのも良いでしょう。

乱気流などで突然揺れることもあるので注意が必要ですが、トイレに行くなどして少し体を動かすことも有効です。

窓側の座席などでなかなか動けない場合は、足を意識的に曲げたり伸ばしたりして筋肉をほぐしましょう。効果的な足の運動方法を機内誌などで紹介したり、到着前に一斉にリラックス体操をする航空会社もあります。

 

機内エンターテイメントや機内食について

機内エンターテイメント

最近は機内サービスの一環として、機内エンターテイメントが全席に備わっている便も多くなりました。ただしこれはもちろん航空会社や、また搭乗する機材によってもある場合とない場合があります。一般的には、主要路線の大型機材ほど、設備されている場合が多いようです。

使い方は慣れてくると案外どの航空会社も似たり寄ったりな感じなのですが、分からないときは機内誌に操作方法の説明がありますので参照してください。操作スティックには色々なボタンが着いていて分かりづらいのですが、よほど複雑なゲームなどをしない限り、主要な操作で使うボタンはせいぜい4つか5つくらいですので難しいことはありません。

それよりも、結構システムが壊れていたりモニターが映らないなどということも多いです。その場合は早めに乗務員に申し出て席を替えてもらうと良いでしょう。

機内食

機内での最大の楽しみはやはりなんといっても食事でしょう。比較的長距離の路線ではエコノミークラスでも食事が選べることが多いので楽しみも増えます。同じ航空会社でも路線によってメニューを変えていて、例えば日本路線であれば和食のメニューを取り入れたりして乗客の嗜好に合わせた料理を提供しています。

この選択メニュー、エコノミーではどちらかに人気が集中すると途中で片方が売切れてしまうこともしばしば。食事は前から配り始めますが、大型の飛行機では前と後ろ両方から来ることもあり、真ん中あたりが最後になってしまうことも。確実にメニューを選びたいということであればやはり前方ということになるでしょうか。

食事に関してはどの航空会社も特別な配慮が必要な乗客のために特別食を用意しています。主なものとしては、「ベジタリアンメニュー」「宗教食」「アレルギー食」などです。いずれも通常無料ですが、事前の申し込みが必要ですので各航空会社へ問い合わせてください。

最後に飲み物ですが、ニューヨーク同時テロ以降、エコノミークラスではアルコール飲料の有料化に踏み切る航空会社が続出しました。現在でも米欧の航空会社を中心に有料のところが多いですので、旅の楽しみを失ったとまで思う人も多いでしょう。一方アジア系の航空会社は無料のところが多いです。もちろん、上空では地上に比べて酔いが回りやすいので飲みすぎには注意してください!

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